【海外ダイビング】計画と準備のコツ&注意点

海外ダイブの計画と準備
この記事は約10分で読めます。

国内ダイビングサイトも面白いところがたくさんあるけどダイビングのスキルも上がってきたし
そろそろもっと遠くの海を見てみたい!
そう思ったら海外のダイビングを計画してみましょう。

日本では見られないほどの魚影や、見たことの無い魚、見たことの無い景色
そして異国の人々との出会い非日常が日頃のもやもやを解消させてくれます。

予約などは国内ダイブと変わりませんが
海外である分いつもと同じという訳には行かず気をつけなくてはいけないこともあります。

この記事では海外ダイブを計画、準備するためのコツ&注意点を解説しようと思います。

楽しい海外ダイビングのためのダイブサイト選び

ダイバーの憧れのサイトへ行きたいのは誰も同じですが
ダイビングスキルによって楽しめないポイントがあるのが事実です。

せっかくの海外ダイブで怖い思いだけをして帰るのでは本末転倒
自分のスキルと好みに見合った楽しめそうなダイブサイトを選びましょう。

レベル・ダイビング好み別の必要なスキルを他の記事でまとめていますので参考にしてみて下さい。

海外ダイブに行くなら習得しておきたい10のダイビングスキル!【初心者スポット編】

【ワイド・大物スポット編】海外ダイブの前に習得しておきたいダイビングスキル!

【マクロダイブ編】海外ダイブに行く前に知っておきたいコツとスキル

海外ダイビングの予約・手配をする3つの方法

行きたいサイトが大体決まったら手配します。
手配の方法には大きく3つあります。

  • ダイビングショップのツアー
  • 旅行社のツアー
  • 自己手配(現地サービス・ホテル・飛行機)

海外旅行が全く初めてで不安な方はダイビングショップのツアーがおすすめ
海外旅行などに行ったことがあるなら旅行社のツアーがおすすめ
海外旅行に慣れているならば自己手配をすれば自分好みのダイビングを楽しめます。

それぞれを詳しく解説します。

ダイビングショップのツアーの場合

行きつけのダイビングショップのツアーの中から選んで連れて行ってもらえます。
顔見知りのインストラクターが一緒で旅行のお世話もダイビングのお世話もしてもらえます。
また、自分のスキルに合うサイトをおすすめしてくれるはずです。

ダイビングショップツアーの良いところ

  • 自分のスキルを知っているインストラクターや仲間と一緒なので不安が少ない
  • エアーチケットやビザ、スケジュールなどすべてコントロールしてくれる
  • 困ったことがあればイントラにすぐ相談ができ解決してくれる
  • ダイビングのスキルの相談にのってもらえる(アシストしてもらえる)
  • ダイビング以外の食事などもインストラクターがいるので心配する必要がない

ダイビングショップツアーの短所

  • インストラクターのコストがあるので料金が高い
  • 集団行動したくなくてもしなければならない
  • 開催ツアーの中からしか行先を選べない

海外旅行が初めて、または不安がある方
皆とワイワイ潜りたいという方はダイビングショップツアーがおすすめです。

旅行会社のツアーを利用する

旅行会社の出しているダイビングツアーを利用するとエアチケットの手配・宿泊・現地ダビングサービスの予約などの手間が省けるのでおすすめです。

旅行会社のツアーの良いところ

  • 一回の予約でエアチケット・送迎・宿泊・ダイビングサービスの予約がとれる
  • 支払いは日本円でOK
  • キャンセルの場合や変更になる場合も手続きをしてもらえる
  • そのサイトで人気のあるダイブサービスであることが多い
  • 日本人経営、または日本人スタッフがいるサービスである。

旅行会社ツアーの短所

  • 利用できる現地サービス・ホテルが決まっている
  • 人気のサービスなのでゲストが多い
  • パッケージツアーなのでコースが決まっていることがある
  • 現地との密な交渉は旅行会社を通すので時間がかかる

海外ダイブに慣れてきた方で簡単に手配を済ませたいという方に旅行社のツアーがおすすめです。

現地ダイビングサービスに直接予約自分で手配をする

インターネットなどの普及から最近は自己手配も多くなりました。
ホームページなどを見たり口コミを調べたりすることで自分のダイブスタイルに合った現地サービスやホテルを選ぶことで外れの少ない休日を過ごすことが出来ます。
航空会社や出発時間なども選んでダイビング以外の観光をすることも可能です。

自己手配の良いところ

  • インターネットや口コミなどで気に入った現地サービスを選べる
  • 疑問があればすぐに問い合わせる事ができる
  • 現地ならではの情報がもらえることがある
  • 好きな航空会社を選ぶ事ができる
  • 観光も含めて自分で好きなようにスケジュールを立てられる

自己手配の短所

  • 飛行機・宿泊・ダイビングサービスの3か所に予約をしなくてはいけない
  • 支払いも3か所になる
  • キャンセルや変更がある場合も自分で手配連絡しなければいけない。

海外ダイブに慣れていて自分好みのダイビングを追求したい方に自己手配がおすすめです。

海外ダイビング旅行を自己手配する場合の具体的な方法はこちらにまとめました。

【海外ダイビング旅行】自己手配の方法と注意点 | へなちょこダイバー南国を潜る (mydivehistory.com)

出発前に海外ダイビングサイトの下調べをしておくと安心

ダイビング旅行の予約が完了したら失敗しないためにも最低限の情報を集めておくことがおすすめです。
ダイビングショップツアーの場合は前もってお知らせがあることが多いです。
旅行社ツアーの場合はお知らせがなければ前もって問い合わせると良いでしょう。
自己手配の場合は現地サービスに問い合わせましょう。

調べておくとよい情報

  • 空港からの送迎の有無、出会うのに目印などがあるか
  • 買い物などができる環境か(特に飲料水)
  • 両替は必要か。必要ならどこでするべきか
  • 到着日の食事&毎日の食事はどうなるのか
  • 訪問時期の平均水温(ウェットスーツなどの装備)
  • 訪問時期の平均気温・風(陸の服装、海の上の服装など)
  • ポイントは流れるか(カレントフック・シグナルフロートなどの携帯について)
  • 透明度(ライトなどが必要か)
  • カメラのレンズおすすめ
  • 追加ダイブなどの有無&料金
  • 支払い方法(クレジットカード、現金:日本円・日本円以外など)

下調べについて詳しく解説した記事はこちらです。

【海外ダイビング】出発前に調べておくべき3つのこと | へなちょこダイバー南国を潜る (mydivehistory.com)

現地でもっと楽しむための下調べ

せっかくの海外ダイブ、最大限に楽しみたいのであれば予習をしておくことをおすすめします。
最近はインターネットなどにいろいろな情報が出ているので調べるのは簡単です。

ダイビングリクエスト用に興味のあるポイント&生物を調べておく

せっかく行くからには
有名なポイントは押さえておきたい
見たことない魚を見てみたい
そこで見られる固有種を見てみたい

そんな方はある程度調べて受付時にリクエストすると良いでしょう。

現地サービスにとってはどれもがスペシャルなポイントです。
自分の好みを伝えることでそれに合ったベストなポイントを采配してもらえるはず。

中には何も知らない方がワクワクするという方もいると思います。
そんな方は予習せずに行くのもOKです。

簡単なブリーフィング英語を覚えておく

日本人スタッフがいる場合はブリーフィングを日本語でしてもらえることが多いですが
ローカルガイドにあたってしまうと英語のブリーフィングになることがあります。
簡単なブリーフィング英語は覚えておくと良いでしょう。

日本語英語読み方日本語英語読み方
最大水深maximum depthマキシマム デプス水面surfaceサーフェイス
潜水時間dive timeダイブ タイム水底bottomボトム
流れcurrentカレン(ト)砂地sandサン(ド)
透明度visibilityビジビリティドロップオフdrop offドロップ オフ
水温water temperatureワラー テンパラチャー珊瑚coralコーロル
ブリーフィングでよく使う英語

単語を覚えていても聞き取れないことが多いと思います。
そんな時は必要なことだけ自分から質問をして聞いてみましょう。

英語がちゃんと話せないとダメと思っている方もいると思いますが
特に東南アジアの人達は聞いてくれようとするので単語をつなげるだけで十分わかってもらえます。

恥ずかしがらずにわからないことは単語を使って身振り手振りで聞いてみましょう。

英語のブリーフィングを理解するコツはこちらのページにまとめました。
【海外ダイビング】英語のブリーフィングを聞いて理解するコツ | へなちょこダイバー南国を潜る (mydivehistory.com)

簡単な現地語

日本に来る外国人が日本語で「おはようございます」って挨拶してくれるとほっこりしますよね。
それと同じで現地語であいさつを交わすだけでローカルスタッフもほっこりします。
挨拶や、簡単な言葉を覚えておくだけで現地の人達が親しみを持ってくれるはず
もし、時間に余裕があるのならこんな言葉を覚えておくと良いでしょう。

日本語英語インドネシア語
おはようございますGood morning
グッドモーニン(グ)
Selamat pagi
サラマッパギ
こんにちはHello
ハロー
halo
ハロ
また明日See you tomorrow
シーユートゥモロー
sampai jumpa besok
サンパイ ジュンパ ベソッ(ク)
ありがとうThank you
タンキュー
Terima kasih
テリマカシ
すごくいい!Very nice!
ベリーナイス!
Bagus!
バグース!
簡単な挨拶など英語・インドネシア語

現地語を調べるのはGoogle翻訳がおすすめです

海外ダイビング用の荷物は振り分けに注意する

海外ダイブの場合も国内ダイビングとほぼ同じ持ち物ですが
パスポートなど海外旅行ならではの持ち物もあります。
また預け荷物でないといけないもの、逆に持ち込み荷物でないといけないものがあり注意が必要です。
手荷物の重量制限はほとんどの航空会社で7kg(一部10kg)
預入荷物の重量制限は航空会社やチケットの種類によります。

海外旅行用に必要な持ち物
パスポート・ビザ(必要な場合)・航空券・コロナワクチン接種証明書など
変換プラグ・変圧が必要な場合変圧器など

預入荷物でないといけないもの
液体・ハサミ・工具など

手荷物でないといけないもの
パスポート・チケット・現金・貴重品などの重要なもの
精密機械・リチウム電池(160wh以下)など

海外ダイビング旅行での荷造りについてまとめてみました。
海外ダイビングの持ち物|注意点と確認点【一覧リストあり】 | へなちょこダイバー南国を潜る (mydivehistory.com)

荷物の運び方・送り方(日本国内)

国内ダイビング旅行の場合は宅配便など現地まで届けてくれる便利なものがありますが
海外ダイビング旅行は出発空港まで自分で運ぶか宅配便などを利用することになります。

自分で運ぶ場合は電車などを乗り継いで利用するよりもリムジンバスなどを使う方が乗換の手間が少なくなるのでおすすめです。

宅配便などで送る場合は遅くても出発日の2~3日前には(宅配会社・地域による)送る必要があります。送った場合は受け取り場所や受け取り時間などの確認も必ずしておきましょう。

また、クレジットカードによっては国際線手荷物無料宅配サービスがあるものがあるのでそれを利用するとお得です。

海外保険・ダイビング保険

意外と海外保険やダイビング保険に入っていらっしゃらない方を見かけますが
何かの時のために保険には必ず入ることをおすすめします。

海外の場合、日本とは違い医療費の支払い能力がないと全く治療をしてもらえません。
そのため重症の患者でも支払いができる確証がないとそのまま放っておかれることも普通で最悪は亡くなる方もいます。

また、場合によっては本人が保険に入っていることを表明できないことがあります。
保険証はサービスのスタッフにコピーを渡す、またはわかりやすいところに置いておくなど工夫が必要です。

各保険の特徴

DAN保険ダイビングでのアクシデントの場合、とても強く水戸黄門の印籠位な威力があります。
海外保険ダイビング以外の怪我や病気でもすぐに治療を受けられます。
インターネットや空港で気軽に入れます。
クレジットカードの
海外保険
毎回海外保険に入るのは面倒という方におすすめ。
ただ、クレジットカードの保険は
*自動付帯(海外に出れば利用可)
*利用付帯(旅費や飛行機代支払いにカードを使うと利用可)
がありますので注意が必要です。
保険の特徴

保険で命拾いした実話体験談はこちら
【実話&体験談】海外でダイビング中に疾病・事故|保険がなかったら助からないは本当 | へなちょこダイバー南国を潜る (mydivehistory.com)

まとめ

海外ダイブは敷居が高いと思っている方が多いですが
慣れないうちはダイブショップのツアーなどを利用することでコツをつかむことができます。
旅行社が用意しているツアーを使えばフォローもしてもらえるし安心
海外ダイブに慣れてきたら行きたいサービスなどを直接予約し、自分好みの旅行にすることも可能です。

思い切って最初の一歩を踏み出し
世界のダイブサイトへ繰り出しましょう!

楽しいダイビングを!!

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