【海外ダイビング】自己手配の方法と注意点

海外ダイブの計画と準備
この記事は約10分で読めます。

海外ダイビングを自分で予約するのはハードルが高そうですよね。
しかし、最近ではインターネットで飛行機もホテルもそしてダイビングも予約ができる世の中になりました。
旅行自体に慣れてきたら手配も自分でしてみるのもおすすめです。

この記事では海外ダイビング旅行を自分で手配する方法とその注意点について解説しようと思います。

自己手配ならば自分の好きなダイビングサービス・ホテル・飛行機を自由にコーディネイトできます。
同じ休暇を使うなら中身の濃い旅行を目指しましょう。

海外ダイビング旅行の自己手配をする手順

で自分の好みの行先が決まったら旅行の予約を始めます。
旅行をする際に自分にとって一番外せない条件から手配をしていくのがコツです。

例えば・・・

  • 休みが限られているまたはピークシーズンの場合
    → エアー確保を先にする
  • 好みのダイビングサービスにしたい場合
    → ダイビングサービスの空きを先に問い合わせる
  • 絶対泊まりたいホテルがある場合
    → ホテルの空きを先に調べる

最終的にすべての条件が重なるように調整してそれぞれ予約をします。

自己手配の場合ダイビングにこだわりのある方が多いので
ダイビングサービスから予約するパターンで順番に説明していきます。

  1. 現地サービスに問いあわせをする
  2. 飛行機を予約する
  3. ホテルを予約する

それぞれ解説していきます。

現地サービスに問い合わせをする

ホームページなどにあるメールフォームで問い合わせるかメールアドレスにメールを送ります。
メールフォームの方が問い合わせに必要な項目が書いてあるので簡単です。
メールフォームがない場合には下記を参考にして問い合わせをしましょう。

メールで現地サービスに問い合わせる具体的な方法

最初に問い合わせるのは予定日程の空き&受け入れ状態です。
予定の日程がいっぱいでも日程をずらせるようならその候補も知らせて
「〇日から〇日の間で〇日間希望です。」
という聞き方だと一番おすすめの日なども含めて教えてくれるかもしれません。

実際にある予約問い合わせの例

  • 〇月〇日~〇日空きはありますか。
  • 〇月に〇日間のダイビング希望です。おすすめの日を教えてください。
  • 〇日~〇日と〇日~〇日だとどちらが空いていますか?
  • ○○を見たいのですが、この日程とこの日程だとどちらが見られる確率大きいですか?
  • 〇月と〇月だとどちらが透明度が良いですか?

問い合わせるとダイビングサービスの方から受け入れの可否等の返信があります。
受け入れ不可能な場合、あきらめて他のサービスにするか日程を変えられるようなら再度聞いてみましょう。

希望日程が受け入れOKであれば次に飛行機とホテルの予約に入ります。
飛行機・ホテルの予約が完了するまでは仮予約とし、完了後確定予約の連絡を入れると良いです。

ホテルに関してはダイビングサービスでおすすめのホテルや予約をしてくれるホテルがある可能性があります。問い合わせの際に合わせて聞いておくと良いかもしれません。

ダイブサービスの予約が確定したら確認しておくべきこと

  1. 送迎について
    ダイビング日のピックアップの有無や時間など
  2. 追加ダイブや遠征などの有無
    追加ダイブなどが可能か、もし可能であれば料金も聞いておく
  3. 支払い方法
    支払いは現金(日本円・または両替が必要か)・クレジットカードなどの扱いがあるか
  4. 水温・気温
    ウェットスーツなどの装備のおすすめ
  5. カレントフックなどの特別な装備が必要かどうか

その他、現地に精通しているダイビングサービスに
ホテルやサービスの近くで買い物・食事ができるところがあるかなども聞いてみるとよいでしょう。

現地までの飛行機を予約するための方法と注意事項

飛行機の予約をするときに必ず気をつけなければいけないのは飛行機の搭乗時間です。

ダイビング終了から少なくとも18時間経ってから飛行機搭乗すること

これは体内にたまった窒素が減圧症の引き金にならないレベルまで排出する時間の目安
出来れば24時間あけるスケジュールの飛行機を予約することが理想です。

その他の条件

  1. 体験ダイブや一日1本だけの場合は18時間以上ではなく12時間あければ良いといわれています。
  2. 飛行機から降りた後すぐのダイビングは問題ありません。

飛行機を予約する方法

飛行機の予約をするには大きく分けて3つの方法があります。

  1. 旅行会社に飛行機を予約する
  2. 格安航空券をネットで調べて予約する
  3. 航空会社のHPで予約する

それぞれ解説します。

旅行会社で飛行機を予約する方法

自分がよく使っている、またはその地域が得意な旅行会社を選び予約します。
予約の方法は来店・電話・メールなどがあります。
最近はメールで予約される方が多いですが、直接相談をしたい場合は来店・または電話するのもよいでしょう。
また、旅行社の場合はホテルも一緒に予約した方が割引率が多いこともあり、面倒も省けて一石二鳥です。

具体的な方法

  1. 出発・帰国する日程、人数などの条件を問い合わせる
  2. おすすめの航空会社・コースを教えてくれる
  3. 希望のコースをお願いするとチケットが郵送またはメールで添付されてきます。
    親切な旅行社だと入国条件のインフォメーションなども教えてくれます。

【長所】
その地域への旅行情報(ビザの有無、トランジットの方法、荷物がスルーで受け取れるのかなど)を丁寧に教えてくれる。
大きな会社だと安いチケットを持っていることもある。
キャンセルや変更の場合も相談にのってくれたり現地に係員がいることもある。
ホテルの予約も一緒に取ってくれる。
*旅行会社によってサービスが違うので要確認

【短所】
人件費がかかる分他の予約方法よりは料金が高め

格安航空券をネットで調べて予約する方法

インターネットが普及してきた今、一番多い予約方法です。
いろいろな旅行社のエアチケットをまとめて閲覧できるサイトもありとてもお得に飛行機を予約できます。

具体的な方法

  1. 格安航空券サイトで日程、人数などを打ち込み検索する
  2. 検索結果から料金・コース・チケット会社の評判などを考慮して申し込む
  3. メールでエアチケットが送られてきます。

【長所】
特に安いエアチケットを手に入れることができる。
チケット会社によりアプリなどをダウンロードするとLineで個人的に相談に乗ってくれることもあります。

【短所】
良くないエイジェントにあたると問題があった場合に連絡が取れないことがある。

航空会社のHPで予約をする

使う航空会社や航路などが決まっている場合は直接航空会社のHPから予約を取ることができます。

具体的な予約方法

  1. 航空会社ホームページから予約のページを開き日程・人数等を入力し検索する
  2. その日程の便が多数出てくるので自分が良いと思ったものを選ぶ
  3. クレジットカード・デビットカード・銀行振込等で支払いをすると後程メールでチケット詳細が送られてきます。

長所
その飛行機会社で行ける可能な便がすべて出てくる
航空会社から直接予約しているので変更等の融通が利くことがある

短所
ほとんどの航空会社で日本語の窓口があるが
現地では英語しか通じないこともあり自分で予約変更など直接交渉しなくてはいけない。

飛行機予約時に注意すること

飛行機を予約するときに注意して確認すべきことは

  1. 荷物の重量
  2. 乗り換え時間
  3. 搭乗日(搭乗時間までの休息も含めて)

それぞれ解説します。

同じ航空会社でもエアーチケットにより重量が違うことも

重器材にウェットスーツ、フィン・・・ダイバーの荷物はとても重くなります。
ただの旅行であれば気にしなかった重量もダイバーになれば悩みの種
エアチケットを購入する際は必ず荷物の重量も確認してからにしましょう。
格安チケットでも、荷物のエキストラチャージを払うことになれば全然安くないこともあります。

乗り継ぎ便の場合乗り換え時間が短すぎるのは危険

乗り換え(トランジット)時間が長いと時間を持て余してしまいますが
短すぎても最初の飛行機が遅れたりなど次の便に乗り遅れる可能性もあります。
(同じ航空会社の場合は待ってくれることが多い。LCCを除く)
しっかりした航空会社であれば1時間半~2時間、ちょっと怪しい航空会社であれば3時間以上の乗り換え(トランジット)時間をとるように計画を立てましょう。

真夜中0時を超えるフライトは搭乗日に注意

そんなことあるのか?と思う方も多いかもしれませんが意外と多いのが搭乗日の間違えです。
ダイビング旅行の場合は特に減圧症を気を付けなければいけないので特に注意が必要です。

【失敗談】

  • チェックインをしようと思ったら「この飛行機はすでに出ました」と言われて仕方がなく搭乗券を買いなおした。
  • ダイビング後にガイドに搭乗券を見せたら「この飛行機今晩ですよ!」と言われ
    減圧症の危険があるのを知りつつそのまま飛行機に乗り具合が悪くなってしまった。
    (後日減圧症との診断)

どちらも夜中の0時を過ぎる飛行機の場合です。
0時以降の飛行機の場合は日にちを間違える方が多いので注意しましょう

夜中の0時を過ぎた場合、日付の日の夜ではなく日付の前日の夜となります。
例)5月5日 0:55発の飛行機は 5月4日の夜の飛行機です。

スケジュールを立てる時は間違えないように気を付けましょう。

ダイブサービスを押さえ、エアチケット購入したら今度はホテルの予約です。

ホテルを予約する方法

ダイビングがメインの旅行でホテルを予約する場合、併設した宿泊所があればそれが一番。
もっといいホテルに泊まりたいとか、ダイビング以外は一人でゆっくりしたいというのであれば自分で気に入ったホテルを予約するのもありです。

気を付けたいのはダイビングへ行くのにダイビングサービスが送迎をしてくれるホテルであるかどうか。
予約をする前に直接おすすめのホテルなどをダイビングサービスに問い合わせる方が得策です。
提携しているホテルがあればダイビングサービスの方で格安で予約を取ってもらえることもあります。

最近ではAGODA、Booking.com、エクスペディアなど格安で簡単にホテルを予約できるアプリもあり好みのホテルを簡単に予約できるようになりました。
また、決まったホテルであればHPなどで自分で直接予約をとることも可能です。

ダイビングセンターで予約をとってもらう場合

ダイビングセンターでおすすめのホテルの予約をとってもらう場合の長所

  • ホテル予約をわざわざする必要がない
  • 他のゲストも泊っている可能性があるので安心
  • ダイビングサービスにとって慣れているホテル=ダイビングサービスに融通の利くホテルであることが多い。

逆に短所は

  • ダイビング後に一人でゆっくりしたいけど一人になれない可能性がある
  • ホテルの施設が自分好みでない

など

ホテル予約アプリを使って予約する

ホテル予約アプリを使って予約する長所

  • 場所や施設、口コミを参考に沢山のホテルから選ぶことができる
  • 直前予約だと破格なプライスになっていることがある。
    (直前に空き部屋がないと予約が取れないことがある)
  • アプリでの割引などがある。
  • アプリ内は日本語なのでわかりやすい

短所

  • 写真とはイメージが全く違う場合がある
  • アプリの不具合等がたまにある
  • 先にダイブサービスに許可を得ていないと送迎不可能な場合がある

ホテルのホームページから直接予約をとる

泊ると決めているホテルにホームページがある場合、直接予約をとることができます。

長所

  • 確実に予約をとることができる
  • その時点では一番安い料金である可能性が高い

短所

  • 英語または現地語のホームページである
  • 問い合わせ・予約変更等も英語でしなければならない

飛行機・ホテルの予約が完了したらダイブサービスへ仮予約→確定予約の連絡を入れます。

これで海外ダイビング旅行の予約は完了です!


予約が終わったら出発前までに下調べをしておきましょう。
下調べに関してはこちらのページでまとめておきました。
【海外ダイビング】出発前に調べておくべき3つのこと | へなちょこダイバー南国を潜る (mydivehistory.com)

まとめ

海外ダイビングを自分で予約することも難しくない時代になりました。

自分で予約するコツは

自分がこだわりたいものから予約をしていくことです。
飛行機、ホテルは一度予約してしまうと変更が面倒なので
ダイブサービスに日程を問い合わせ仮予約した後
飛行機・ホテルの予約を進め、予約完了後にダイブサービスの確定予約をするのがおすすめです。

楽しいダイビングを!!

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